お金ってなんだろう?小栗旬主演、「Thinking Man」を見て考えた
三井住友カード株式会社
2019.08.09 10:00
*暮らし
*家計
小栗旬さんと青木崇高さんが出演するCMのシリーズ「Thinking Man」の第一弾であるプロローグ篇がネット上で話題となり、1000万回以上再生されている。この中で小栗旬さんが演じる青年は、旅人との掛け合いによって「お金とは何なのか」について考え始め、そのあとの三話の中で、お金における「当たり前」を疑っていく。
荒野に立つ旅人は、青年にできるだけ遠くに跳ぶように伝える。青年は2度目に跳ぶ際にポケットからお札と硬貨を取り出す。すると、1度目より遠くに跳べたのだった。
この動画は「お金」をテーマとして取り上げている。青木崇高さん演じる旅人はポケットにお金を入れている青年に、「奇妙なものを持ち歩いてるもんだな」と声をかける。お金が「奇妙」とはどういうことなのだろうか。
その答えは、次に続くふたつのストーリーが教えてくれている。続く第一話では、友人の取り出したお札を青年が掴み、「これ、誰のお金?」と問う。友人は当然「僕のだ」と答えるが、「それ、証明できる?」と返す。
第二話では、落としたふたつの財布を見つけた青年は片方は「空」になっており、もう片方は「中身が増えていた」と話す。「これって、自分のお金ってことでいいんですかね?」。このふたつの話から、現金には「自分のお金」だということを証明する術がないため、本当に「現金は安全」なのか、という疑問を投げかけている。
第三話では、再び青木崇高さん演じる旅人が登場し、青年は「お金が奇妙なものだとはわかった。けれどおこづかいをもらって嬉しかった日々も否定するのは悲しい」と思いを吐露する。旅人は青年に「現金」について、「お金を持っているのは、むしろ特別な時って考えたら?」と答えている。旅人が発したこの言葉に込められた意味とは何なのだろうか。
荒野に立つ旅人は、青年にできるだけ遠くに跳ぶように伝える。青年は2度目に跳ぶ際にポケットからお札と硬貨を取り出す。すると、1度目より遠くに跳べたのだった。
この動画は「お金」をテーマとして取り上げている。青木崇高さん演じる旅人はポケットにお金を入れている青年に、「奇妙なものを持ち歩いてるもんだな」と声をかける。お金が「奇妙」とはどういうことなのだろうか。
その答えは、次に続くふたつのストーリーが教えてくれている。続く第一話では、友人の取り出したお札を青年が掴み、「これ、誰のお金?」と問う。友人は当然「僕のだ」と答えるが、「それ、証明できる?」と返す。
第二話では、落としたふたつの財布を見つけた青年は片方は「空」になっており、もう片方は「中身が増えていた」と話す。「これって、自分のお金ってことでいいんですかね?」。このふたつの話から、現金には「自分のお金」だということを証明する術がないため、本当に「現金は安全」なのか、という疑問を投げかけている。
第三話では、再び青木崇高さん演じる旅人が登場し、青年は「お金が奇妙なものだとはわかった。けれどおこづかいをもらって嬉しかった日々も否定するのは悲しい」と思いを吐露する。旅人は青年に「現金」について、「お金を持っているのは、むしろ特別な時って考えたら?」と答えている。旅人が発したこの言葉に込められた意味とは何なのだろうか。
■ 各国に広がるキャッシュレス、現金との使い分け方を考える。
各国では急速にクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレスが浸透しており、2015年時点で韓国では90%近く、中国では60%の決済がキャッシュレスで行われている。
一方、日本は利用率18.4%となっている。(*1)日本で浸透づらい理由として、精密な造幣により偽札が流通しづらく、お釣りで騙されて損することも少ないため、現金への信頼性が非常に高いことがあげられる。いつでもどこでも使え、持っていることで安心感を持つことができる現金は、なくてはならないものと考える方も多いかもしれない。
しかし、このCMが提示している通り、現金は「誰のものか」はっきりと証明することができない。例えば海外で財布が盗まれた場合、現金だった場合はそれまでだが、クレジットカードであれば使用を制限することができるし、カード会社から補償を受けることもできる。
また、使った額やお店を自動で記録してくれる機能もある。日々の生活にはキャッシュレスを、贈り物やお年玉など、目に見える形でお金を使う場合には現金を。使用用途によって、それぞれの特徴を活かして使い分けるのもいいかもしれない。
本作品は、現在全4篇が公開されている。全篇を通じて今まで信頼感を寄せていた「現金」というものの気づかなかった側面や、逆にどんな風にキャッシュレスと使い分けていったらいいのか、など様々な角度からお金について考える機会を提供する示唆に富んだストーリーとなっている。
第一話、第二話、第三話もご覧になりたい方は以下の特設サイトから視聴ください。
一方、日本は利用率18.4%となっている。(*1)日本で浸透づらい理由として、精密な造幣により偽札が流通しづらく、お釣りで騙されて損することも少ないため、現金への信頼性が非常に高いことがあげられる。いつでもどこでも使え、持っていることで安心感を持つことができる現金は、なくてはならないものと考える方も多いかもしれない。
しかし、このCMが提示している通り、現金は「誰のものか」はっきりと証明することができない。例えば海外で財布が盗まれた場合、現金だった場合はそれまでだが、クレジットカードであれば使用を制限することができるし、カード会社から補償を受けることもできる。
また、使った額やお店を自動で記録してくれる機能もある。日々の生活にはキャッシュレスを、贈り物やお年玉など、目に見える形でお金を使う場合には現金を。使用用途によって、それぞれの特徴を活かして使い分けるのもいいかもしれない。
本作品は、現在全4篇が公開されている。全篇を通じて今まで信頼感を寄せていた「現金」というものの気づかなかった側面や、逆にどんな風にキャッシュレスと使い分けていったらいいのか、など様々な角度からお金について考える機会を提供する示唆に富んだストーリーとなっている。
第一話、第二話、第三話もご覧になりたい方は以下の特設サイトから視聴ください。
*1 キャッシュレス・ビジョン(経済産業省 2018年4月)

