家庭内にウィルスや細菌を持ち込まない! 今、大事なのは「玄関消毒」
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2021.01.12 10:00
Sponsored by SARAYA
この冬は、新型コロナウィルスをはじめとした感染症の対策に、いつも以上に気を配りたいもの。
サラヤの広報・廣岡竜也さんと、オフィスやサロン、個人宅などのスタイリングを行うインテリアコーディネーターのMAKOさんが、お家の感染対策を徹底しながら快適に暮らすコツについて対談。
サラヤというと、カロリーゼロの自然派甘味料「ラカントS」や、ボルネオの環境保全活動に寄与する「ヤシノミ洗剤」がよく知られ、「健康」や「環境」といったイメージが強いかもしれませんが、実は創業以来69年、食品分野や医療・福祉といったプロの現場で「衛生」を軸に事業を展開している企業。そのサラヤが長年培った、感染対策のハウツーについても語られます。
帰宅したらすぐに「玄関消毒」が今の時代のスタンダード
廣岡さん(以下、敬称略) 新型コロナウィルスの感染が拡大しています。中でも日本小児科学会によると、新型コロナウィルスの感染経路が特定できた子どもの約8割が家庭内感染だそうです(※1)。

MAKOさん(以下、敬称略) 家庭内感染はそんなに多いのですね。わが家にも1歳8カ月の子がいるので、無自覚に私から子どもに移してしまったら…という不安があります。万が一子どもがかかったら治療だけでなく、通っている保育園の一時的な休園など、たくさんの人たちを巻き込んでしまうので。

廣岡 先ほどのデータによると、家庭内感染の約4割が父親、約3割が母親からだそうです。仕事など他人との接触が多い人は、それだけ感染のリスクが高くなりやすい。手は「ウイルスや細菌の運び屋」なので、外出先から帰ってきて手を洗浄・消毒せずにお子さんと触れ合うことの危険性を表していると言えますね。

MAKO 家での感染対策として、カトラリーや食器は常に子どもと別々にしています。ただ、食事が始まるとテーブルの上がぐちゃぐちゃになって、うっかり自分のフォークを使って子どもに食事を与えてしまったり。
以前は、お客様や親戚、友達に玄関先で手の消毒をしていただいていたのですが、毎回お願いするのが申し訳なくなってしまって。結局、ドアノブや手すりなど手の触れやすい場所は事前にアルコールスプレーで消毒しておいて、お客様には洗面所で手を洗っていただくようになりました。
「子どもが触れるだけでなく、口に入れてしまうことも多いおもちゃは除菌シートで入念に拭いています」とMAKOさん
幅広いウィルス・細菌に対応する、飛び散りにくい低粘度ジェル、ハンドラボ 手指消毒 ハンドジェル VS 300mL/768円(税込)。玄関消毒に最適
廣岡 お客様に洗面所まで手を洗いに行ってもらうのも、なかなか大変ですよね。その意味でも、また外出先から家庭内にウィルスや細菌を持ち込まないためにも、弊社がおすすめいるのが、アルコール手指消毒剤を玄関に設置して手指消毒をおこなう“玄関消毒”です。神経質に思えるかもしれないですが、感染予防のために必要な習慣やマナーとして、ぜひ行ってほしいです。
実は、外では感染対策をしっかりしていても、家では実践できていない人が多い。「誰かに移されるかも」という意識はあっても、「自分が家族に移してしまうかも」という意識は薄いのかもしれません。

MAKO 具体的にはどうしたらいいのでしょうか?

廣岡 先ずは、帰宅したら、部屋のドアノブやスイッチなどを触る前に玄関消毒をして、家庭内にウイルスや細菌を広げないこと。
その後、手洗いを行い、タオルで水気を取ってから再度、手指消毒をすると、洗い残しがあった場合の保険にもなります。また、洗濯の量が増えてしまいますが、タオルは家族で共有せずに一人ひとり専用にするのも対策のひとつです。
高濃度アルコール80vol%で安心。ハンドラボ 手指消毒 スプレー VH 300mL/768円(税込)
アルコール手指消毒剤を付けるべきは、手のひらではなく指先!
MAKO まずはアルコール手指消毒剤を玄関に置くことが予防の第一歩ですね。ところで、アルコール手指消毒剤ってどれも同じに見えて、いつも選ぶのに困ってしまいます。

廣岡 今、アルコール消毒剤は玉石混淆。何を選ぶのが正しいか判断するのが難しいですよね。現在、厚生労働省では、アルコール濃度が70%以上95%以下(※2)のアルコール手指消毒剤を推奨しています。サラヤでは「ハンドラボ」シリーズとして、高濃度アルコール80%の「手指消毒スプレーVH」と「手指消毒ハンドジェルVS」を販売しています。

MAKO スプレーとジェルの2タイプがあるんですね。どう使い分けたらいいんですか? 

廣岡 効果は同じなので、設置場所や好みの使用感で選んでいただければ。 例えば、玄関消毒には、低粘度で飛び散りにくいので「手指消毒ハンドジェルVS」がおすすめです。小さなお子さんも使いやすいと思います。
あと、大切なのは使い方。私は仕事柄、人が消毒しているところを見てしまうのですが(笑)、手のひらに少しだけ出してサッと擦りつけているだけの人が多い。正しいやり方は、手を軽く握って「ゆるいグー」をつくり、指先あたりにアルコール手指消毒剤をポンプひと押し分出します。指先は色々なところを触るのに消毒忘れが多いので、指先から手の平、手の甲など、隅々まで擦り込むようにしてください。

MAKO 早速、家族で実践したいと思います。手洗いにもポイントはありますか?

廣岡 厚生労働省によると、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと手についたウィルスを1万分の1に減らせます。洗うとき、忘れやすいのは親指。親指は物を持つときに必ず触れ、ウィルスや雑菌が付着しやすいので入念に。指先、指の間、手の甲も洗い残しが多いとわかっています。
アミノ酸生まれの潤い成分を配合したハンドソープと、パッケージを剥がした手指消毒スプレーVH。手荒れに配慮した処方で子どもにも安心
戦後の感染症予防のために、日本初の薬用石けん液をつくったサラヤ
MAKO 私は40歳を過ぎてから手荒れが気になりだして。手が人の目に触れやすい仕事なので、アルコール消毒の後、しわしわにならないように乾燥したらハンドクリームを塗っています。あと、私よりも子どもの手の乾燥が心配。感染対策は大事だけど、肌荒れは避けたいというジレンマが。

廣岡 「ハンドラボ」シリーズは、性能はもちろん、手肌に配慮した独自の処方をしています。実は、この「ハンドラボ」シリーズは、手洗いや消毒を頻繁に行う食品衛生や医療福祉など厳しい衛生管理が求められるプロの現場で長年培ったノウハウを家庭用に反映した商品。プロの現場では、「手を清潔に保つこと」だけでなく「手荒れ厳禁」も鉄則なんです。
手荒れにより傷ができると、そこに雑菌が繁殖して不衛生ですし、アルコールが傷にしみるからと消毒が雑になり、さらに菌が増えるというマイナススパイラルに。見た目だけの問題ではないんですね。
「ハンドラボ」シリーズは、有効成分の働きを阻害せず、手肌にやさしい処方を実現しています。これは衛生・感染対策の製品とサービスを提供してきたサラヤだからこそできたことだと自負しています。

MAKO プロにも「衛生」を提供し続けているのですね。ヤシノミ洗剤を使ったことがあったので、サラヤさんは家庭用品のメーカーというイメージでした。

廣岡 最近はそう言っていただくことが多いのですが、1952年に衛生事業から始まった会社なんです。
学校にある緑色の手洗い石けん液と専用容器、憶えていますか? 実はサラヤがつくったものなんですよ。

MAKO 懐かしい! 子どもの頃に使ってました。

廣岡 サラヤは日本初の薬用石けん液と専用容器をつくり、創業しました。当時、戦後の日本では赤痢などの感染症が流行し、多くの人が苦しんでいました。そこで、すべての人が感染症という脅威から逃れるために、感染予防の基本である「手洗い」の普及が大切だと考え、洗うと同時に殺菌・消毒ができる薬用の手洗い石けん液を開発したのです。
戦後、物資が不足していた日本では固形石けんを置くと盗まれてしまうことから、盗まれないこと、そして常に清潔な状態で多くの人が使えるようにと、液体にして専用容器と一緒に開発しました。
ただ、いくら薬用石けん液というハードがあっても、手洗い習慣というソフトがないと衛生環境は改善しません。そこで、「食事の前やトイレの後には手を洗いましょう」といった標語も活用。手洗いの習慣化を日本中に広め、啓発したんです。

MAKO そんな歴史があったとは、知りませんでした。

廣岡 以来、食品衛生や公衆衛生、医療・福祉といったプロの現場に製品やサービスを届け、そこで培ったノウハウをいかした商品を一般家庭向けに提供しています。また、サラヤは海外でも事業を展開し、世界のお客様や研究者・医療従事者とつながっています。そのため、自社に研究施設を持つだけでなく、実績豊富な研究機関と協力して、国際的な標準試験法を用いて効果や性能の検証を行い、エビデンスに基づいた商品を開発できるのです。

MAKO プロにも世界にも支持される商品は、とても心強いですね。
私たちが使うことで世界の子どもたちの命も守られる、サラヤのハンドラボ
廣岡 世界で衛生事業を展開していますが、実は、衛生環境が整わず、手洗いが十分でないために、命がなくなっていく国や地域は今もあります。その1つが、アフリカのウガンダでした。ウガンダで5歳未満の子どもの死亡率は1000人あたり55人。その原因となる主な病気は正しい手洗いで予防できるんです。そこで、サラヤは2009年から「100万人の手洗いプロジェクト」を始めました。日本ユニセフ協会と協力し、ウガンダで手洗いの設備や手洗い普及の教育、啓発を行っています。石けんで正しく手を洗うことで、下痢性疾患や肺炎を予防し、100万人もの子どもたちの命が守られると言われています。「ハンドラボ」シリーズなどのサラヤの衛生商品の売上の1%(※3)が寄付され、ユニセフ手洗い促進活動の支援にあてられる仕組みです。

MAKO 子どもの命を救えると聞くと、使いたい気持ちがますます高まります。自分で買うのには限界があるので、たくさんの人に広めていきたいですね。

廣岡 長年、内戦が続いていたウガンダでは水道などのインフラ環境が悪く、医療現場ですら衛生環境が整っていませんでした。そこで、「病院で手の消毒100%プロジェクト」として、2012年には病院でのアルコール消毒剤の設置と手指消毒の教育も開始。2014年からは、消毒剤の現地生産も行っています。ウガンダはお酒の消費量が多く、原料に恵まれていました。サトウキビを搾った残りの廃糖蜜を蒸留したバイオエタノールからアルコール消毒剤を製造。メイド・イン・ウガンダにすることで、現地の人が買いやすい価格にでき、現地の生産工場での雇用も生み出すことができました。
ジェルタイプもスプレータイプも、商品ラベルをはがすと、シンプルなボトルに早変わり
ニューノーマルを意識した感染対策と部屋のコーディネートとは?
廣岡 ハンドラボの手指消毒スプレーVHと手指消毒ハンドジェルVSは、ラベルをはがすと、シンプルなデザインのボトルになるんです。

MAKO 素敵ですよね! これならインテリアの一部になります。ナチュラルからスタイリッシュまで、さまざまなテイストの空間に合うデザインですね。
ボトルにブランド名と商品名を入れているのは、この商品を継続して使って、手指消毒を習慣化してほしいという願いからですか?

廣岡 おっしゃる通りです。サラヤという会社をもっと知っていただきたいと、社名もさりげなくプリントしました。一方、はがしてしまう外側の商品ラベルは、店頭でパッと見て性能がわかるよう「広範囲のウィルス 細菌に効く」と大きく謳ったデザインに。コロナ禍以降のニューノーマルなニーズと暮らしになじむようにと工夫を凝らしています。インテリアの世界では、コロナ禍でどんな変化がありましたか?

MAKO 家で過ごす時間が増えたことで、自分でコーディネートを工夫し楽しむ人が増えましたね。DIY感覚で壁紙を自分で貼ったり、家具のレイアウトを色々試されたり、おうちご飯を楽しむ方も。そうした要望に沿う商材をおすすめすることも多くなりました。
また、お客様の要望を適えるためとはいえ、コーディネーターが部屋をつくり込み過ぎると、「クッションカバーや絵をどう変えていいのかわからない」といったようにお客様が戸惑われてしまう。だから、こちらではベースを考えて、一部は季節ごとに変えて楽しめるよう提案して、お客様ご自身で自分のスタイルを作れるようにしています。

廣岡 先が見えない中、暮らしを自ら楽しむ工夫は大切ですよね。玄関のコーディネートも、ニューノーマルで変わりましたか?

MAKO 玄関周りを清潔に保つために、必要なものだけを置いてシンプルにすることが見直されていると思います。部屋の中まで入る人は限られていますが、玄関口は配送業者の方やご近所さんなど人との接点が多い場所。接触のきっかけの少ない環境がベストですよね。また、絵や写真を飾るなら、手の触れがちな棚に置くのではなく、壁に飾るのがおすすめです。

廣岡 お家の感染対策も、楽しみながら継続することが大切ですね。

MAKO そうですね。「家庭内感染を防ぐ」というハンドラボの使命にもつながることですが、部屋のコーディネートは、最終的にお客様が笑顔で快適に暮らしていけることが目標。だから、今だけでなく、ライフステージが変わることも踏まえて提案します。年齢を重ね時代が変わっても、部屋は清潔できれいなことが一番大事。誰もが安心できて心地いいですから。お客様の部屋をコーディネートするうえでも、自分が暮らすうえでも、そこを大切にしていきたいですね。
※1 出典:公益財団法人 日本小児科学会
「COVID19 日本国内における小児症例」(2020年11月12日アクセス)
https://www.coreregistry.jp/CoreRegistry_COVID19_CRF_Dashboard/Home/DashBoardviewer
任意登録が終了した報告数であり、最新の国内小児COVID--19症例数を示しているわけではありません。10代後半の患者の登録数は実際の割合よりも少なくなっている可能性が高いと考えられます。

※2 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えない。

※3 メーカー出荷額
撮影/和田真典 ヘアメイク/榎田茉季 取材・文/川端美穂(きいろ舎)