足し算・引き算どっちの視点で買い物してる?自分を輝かせるもの選びとは
antenna*
2020.07.29 10:00
Sponsored by SARAYA
テレビや雑誌、ウェブなどで幅広く活躍するパーソナルスタイリストの高橋愛さん。生活のなかで実践しやすいおしゃれなコーディネートと飾らない生活スタイルが、多くの女性から支持されています。今回は、そんな高橋さんが愛用する「ヤシノミ洗剤」の製造・販売をおこなうサラヤ㈱の広報・廣岡竜也さんと「自分らしいもの選びとは?」をテーマに対談。もの選びのプロとものをつくるプロだからこその“こだわり”を聞くことができました。
「自分に似合うもの」には、どうすれば出合える?
廣岡さん(以下、敬称略) パーソナルスタイリストは、個人の方に向けて洋服のスタイリングを考えるお仕事ですよね。実際にどんなお客様がいらっしゃるのですか?

高橋さん(以下、敬称略) 子育てがひと段落した方や外見がダイレクトに仕事に影響する起業家の方が多いですね。私は、「ファッションで内面と外見を整えて、自分らしく輝きながら活動できる女性を増やす」をモットーに、「その人に本当に似合うもの」を提案するように心がけています。

廣岡 その人に似合うコーディネートはどうやったらわかるのでしょう?

高橋 その人の「軸」を確認することですね。女性は、職場や子どもの学校、同級生との集まりなど、コミュニティによってさまざまな立ち位置で生活している人が多くて。自分より子どもを優先したり、職場で強い自分を演出したりしているうちに、シーンに合わせた服装が中心に。シーンに合う服装ももちろん大事ですが、そればかりだと他人の評価を重視して、自分軸で物事を捉えられず、服装や自分に自信がなくなってしまうことも。
コーチングを学んだ経験をいかし、カウンセリングで会話を重ねるとそういった悩みが見えてくるので、本当になりたい姿や好きなものを掘り下げて、その人らしさが輝くスタイリングをご提案します。
廣岡 なるほど。流行の移り変わりが激しい業界だと思いますが、トレンドとベーシックのバランスはどうとっているのでしょう?

高橋 人によって価値観が違うので難しいところです。ただ、ベーシックなものだけを一生着続けるとなったら、そこそこ楽しいとは思いますが、トレンドに触れて自分の新しい魅力が開花する体験は得られないですよね。一方、トレンドだけでコーディネートすると自分らしさがなくなり、“服に着られている”印象に。だから、お客様ごとにベストな割合を探ります。すると、軸がブレずにその人らしさも際立ちますね。
左:植物生まれの新しい洗浄成分は水に溶けやすく、せんいに残りにくいのですすぎは1回でOK。(※洗剤除去率99% サラヤ調べ)ヤシノミ洗たく洗剤濃縮タイプ600ml/オープンプライス 右:柔軟性と吸水性のどちらも高めることにこだわった植物性成分の柔軟剤。ヤシノミ柔軟剤600ml/オープンプライス
「エゴ」と「エコ」を兼ね備えたものが、自然と残っていく
廣岡 軸を大事にしながら時代に合わせてアップデートすることは、どんな仕事においても必要ですよね。
サラヤではヤシの実由来の洗浄成分を使用した「ヤシノミ洗剤」を1971年に発売し、「手肌と地球にやさしい」というコンセプトはそのままに、性能やデザイン、使いやすさという点で改良を続けています。

高橋 ヤシノミ洗剤を初めて使ったのは10年ほど前です。子どもが小さい頃、環境への意識が高まったときに近所のドラッグストアでも手軽に買えたのが嬉しかったです。
ファッション業界でも以前から温室効果ガスや廃水の莫大な排出量が世界的に問題となっていて、ここ数年で日本のブランドでもエシカルやサステナブルを重視した商品が増えてきています。展示会では土に還る原料を使っていることがわかるようなディスプレイをしたり。こうした情報も広めていけたらと思っています。

廣岡 ファッションでも日用品でも、環境や人権に配慮したものを選ぶ人は増えてきましたよね。でも、基本的に「エゴが満たされてからのエコ」だと思うので、サラヤでは、まず「ユーザー自身が使いやすいと感じること」を大事にしています。使いづらいと思いながら我慢して使っても、結局続かないので。「当たり前に使っているものが、結果エコな商品であったらいい」という。

高橋 たしかに。エコな洋服でも着心地があまりよくないと、消費者から選ばれない。結果愛用するのは、どれも着心地や使い心地がいいですね。

廣岡 ヤシノミ洗剤が49年間支持されている1番の理由は「手肌にやさしいから」。やはり使い心地が重視されています。
サラヤは実は、大手メーカーとは別のところに「軸=こだわり」を持って、お客様のニッチな需要に合わせた商品をつくっています。たとえば、洗たく洗剤や柔軟性で無香料・無着色ってあまりないですよね。

高橋 今は香りを売りにした商品が多いですね。
ヤシノミ洗たく洗剤は濃縮タイプなので、少ない洗剤使用量でも一般的な合成洗剤と同等の洗浄力を発揮
廣岡 そうなんです。香りが重視される市場なので。そこで、「無香料のニーズはあるのか?」と探ってみたら、20%あった。5人に1人は「無香料がいい」といってくれている。大手メーカーは、80%のマーケットがなければやらないのですが、うちは「20%もいるんだ!」と前向きに(笑)。

高橋 すごい。チャレンジャーですね。

廣岡 さらに調べると、その20%の人たちは香りに悩んでいる人たちでした。香りが強いことや長続きすることをいいと思う人たちがいる一方、その香りがしんどいという人たちもいるんです。なぜかというと、洗剤などに含まれる合成香料が、人によってはアレルゲンとなって不調を引き起こしてしまうから。そこで、香りで困っている人たちに選んでいただける商品をつくろうと開発を始め、ヤシノミシリーズとして、無香料・無着色の洗たく洗剤と柔軟剤をつくりました。合成香料や着色料、抗菌剤など、肌トラブルの恐れのある不要な成分は入れていないのも「こだわり」のひとつです。

高橋 私自身、苦手な香りを嗅ぐと吐き気がしてしまうなど、ニオイに敏感なほうなので、つくってくださってすごく嬉しいです。今までも無香料のものを探していたのですが、なかなか見つけられず。ヤシノミ洗濯シリーズを使ったら、浴室乾燥で干したのですが室内に香りが充満せず快適でした。

廣岡 香りの好みは個人差が大きいので、ご自身で好きな香りをつけてもらうほうがいいと考えています。あと「無香料だと部屋干しのニオイがするのでは?」と心配される人もいるのですが、部屋干しのニオイの主な原因は、洗い残した皮脂と雑菌。ヤシノミ洗たく洗剤では、洗浄力の高い植物性洗浄成分を採用し、皮脂汚れはもちろん、ニオイの原因菌も99.99%除去(※1)できます。だから、香りでごまかす必要がなかった。もちろん、洗濯槽に長時間入れっ放しにしたり風通しの悪い場所に干したりすると、におってしまうかもしれませんが(笑)。

高橋 香料でごまかさずに勝負しているのですね。

廣岡 シンプルに洗浄力を高めれば、余計なものに頼らなくていいと証明できたと思います。ちなみに、ヤシノミ柔軟剤はお客様のリクエストから生まれました。2つの植物性成分を配合して柔軟性と吸水性を両立。さらに皮膚刺激テストや残留刺激テストで安全性を確認しています(※2)。

高橋 私も幼少期にアトピーを経験していまして。今でも肌に触れるものはなるべくやさしいものを選ぶようにしています。
※1 モラクセラ菌除去試験より(サラヤ調べ)。
※2 すべての人に皮膚刺激がおきないというわけではありません。
洗った後の排水は微生物によってすばやく分解され地球に還る。ヤシノミ洗剤(野菜・食器用)500ml/400円(税抜)、詰替用480ml 詰替用/270円(税抜)
軸をぶらさずに続けた、ものづくりにひそむストーリー
高橋 そもそも、なぜヤシの油に注目したのですか?

廣岡 サラヤは1952年に創業したのですが、当時の日本は戦後の混乱で衛生環境がよくなく、伝染病が蔓延していました。そこで予防となるよう殺菌・消毒のできる日本初の薬用石けん液を開発・発売しました。この石けん液の原料にヤシの実の油を使いました。石けんはさまざまな油を原料にしますが、油に含まれる脂肪酸の比率で洗浄力や肌への刺激が変わります。当時、一番肌にやさしく、環境で分解されやすい油は何かと追求したら、ヤシ油だったのです。

高橋 ヤシの油は創業からだったのですね。

廣岡 現在のヤシノミ洗剤の前身は、71年につくった業務用製品でした。給食センターに供給していたら職員の方が「手荒れしないから助かる。家庭用にもつくってほしい」といってくださって。また、当時主流だった石油系の合成洗剤が環境汚染の原因として問題になっていたことにも注目。創業者が「ものをきれいにする洗剤が環境を汚すのは悲しいこと。環境にやさしい植物性洗剤をつくろう」と考え生まれたのがヤシノミ洗剤です。80年代以降、原料の安定供給のためアブラヤシから採れる「パーム核油」も原料に加え、今に続いています。

創業者は、発売後も常にデスクにヤシノミ洗剤を置いて、「もっと環境のためにできることはないか」と考え続けました。すると、台所洗剤の容器を使い捨てることが、石油資源の浪費とプラスチックゴミの増加になることに気づきます。そこで、ゴミも石油資源も減らすために、82年に台所洗剤で初めてとなる「詰め替えパック」を発売しました。

高橋 詰め替えパックはサラヤが最初だったのですね! すぐに普及したのですか?

廣岡 普及したおかげで、詰め替えパックばかりが売れました(笑)。すると今度は、ボトルがずっと台所に残ることに気づきます。そこで、商品名が大きく入ったデザインはインテリアの邪魔になると考えたのです。その結果、台所に馴染むよう商品名はできるだけ控えめに、ヤシノミのアイコンをステンドグラス風にして、デザインで目をひくように工夫しました。93年にこのデザインにしてから、線の太さや配色などを時代に合わせて少しずつ変えています。
「ポンプ式を採用したのも、食器用洗剤ではヤシノミ洗剤が業界初です」と廣岡さん。汚れに応じて継ぎ足して使えるので洗剤の無駄遣いにならないというメリットも
高橋 サラヤはSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みも積極的に行っていますよね。

廣岡 もともと「世界の衛生・環境・健康に貢献すること」を掲げていますので、この基本理念に深くかかわるテーマを中心にSDGsを活動目標に取り入れています。

高橋 中学1年の息子がいま環境問題に関心を持っているので、私も一緒に勉強しているところです。

廣岡 多くの洗剤は「洗った後の排水が環境にやさしい」という点を訴求していますが、環境問題が地球規模の大きな問題になり、商品になる以前の“原料の調達”まで考える必要がでてきました。そこで、04年からはヤシノミ洗剤の原料生産地のひとつであるマレーシア・ボルネオ島の環境保全活動に取り組んでいます。
「アジアの肺」といわれる貴重な熱帯雨林が広がるボルネオは多様な生物の生息地でもあります。ですが、70年代まで86%だった熱帯雨林が、05年には60%に減少。ゾウやオランウータンなどの多くの生き物が棲家を追われています。

高橋 30年でそこまで熱帯雨林が減ってしまったのは、なぜですか?

廣岡 熱帯雨林を伐採して、アブラヤシ農園を拡大したからです。実はアブラヤシから取れるパーム油は、揚げ油やインスタントラーメン、チョコレートなどの食品に多く含まれているのですが、70年代以降一気に需要が増大。今や、パーム油の85%が食用に使われています。
04年にパーム油が原因でボルネオの環境破壊が起こっていることを知り、サラヤは「パーム油を使わない」、もしくは「使い続ける代わりに環境保全に取り組む」という、大きな決断を迫られました。

高橋 うーん、難しい問題ですね。

廣岡 パーム油を使わない。もしくは別の植物油に変える方が簡単だったのですが、社長はパーム油を使い続ける代わりに環境保全に取り組む方を選択しました。なぜなら、サラヤという企業だけではなく、我々社員を含めた世界中の人々が生活者としてパーム油を使った食品を口にし、それが間接的ながらボルネオの環境破壊につながっているから。たとえサラヤがパーム油の使用をやめたところで、根本的な解決にはならないからでした。

高橋 パーム油を使う企業としてだけでなく、人としても責任を感じたのですね。実際にどんな取り組みをしているのですか?

廣岡 野生の動植物の保護や畑となっている土地を買いあげて森へ戻し、野生生物などが行き来できる生息域「緑の回廊」を回復させる計画を推進しています。必要な資金を確保するために「ボルネオ保全トラスト」という中立の環境団体を設立し、ヤシノミ洗剤などの商品の売り上げ(※3)の1%を寄付しています。
環境問題の改善にはとにかく情報発信が大事だと考え、「ボルネオ調査隊」というオリジナルのツアーを開催し、消費者やメディアの方をボルネオに招待し、その体験をレポートしていただくという試みも行いました。

高橋 私も行ってみたかった! どんな反応が多かったですか?

廣岡 「思っていた以上に環境破壊が進んでいてショックでした」と。地平線まで広がり、4時間バスで走り続けても、ずーっとアブラヤシ農園の中だと思えば、その規模が分かってもらえると思います。私たちだけの情報発信では、伝わる範囲はたかが知れています。消費者やメディアの方など多くのチャネルから発信されることでボルネオの問題やサラヤを知ってもらえたら、と思っています。
※3 メーカー出荷額。
「自分に合うもの、長く愛せるものは、ある程度の経験を経てわかるように。失敗も良い経験だったなと、今は思います」と高橋さん
シンプルを追求すると、表情も心も豊かになる
高橋 洗剤の成分にしてもデザインにしても、余分なものを削ぎ落とし、サラヤの軸をシンプルに追求している姿勢が素晴らしいですね。
ファッションでも、実は足し算より引き算のほうが難しくて。ですが、アイテムやアクセサリー、色の数などを削ぎ落とすことで、その人の良さが際立ち、本当の魅力が引き出されます。その変化は表情が豊かになるといった見た目の変化だけではないんです。自分のスタイルを持つと人と比べなくなるので、自己肯定感も高まります。

廣岡 成分やデザインに何かを足すことは簡単かもしれません。ただ、サラヤはそこではなく、「環境にやさしい」といった不変で本質的な価値を高める努力をしています。
その一つが、持続可能なRSPO(※4)認証のパーム油を使うこと。原料コストは高いのですが、消費者がこの価値を認めてくれれば、市場価値が高まるので、いずれ世界中の大企業が使う時代がくる。すると、RSPOが定めたルールでパーム油を作る生産者が増え、環境や人権の問題は改善されます。そういう時代がきたときに、サラヤは他の企業と違う軸で新たに何ができるのか? それを今から考えはじめています。

高橋 消費者の一つひとつの選択が未来につながるのですね。これからもアンテナを張りながら、もの選びをしていきたいと思います。
※4 Roundtable on Sustainable Palm Oil。世界自然保護基金(WWF)を含む関係団体が中心となり、2004年に設立された国際NPO。世界的に信頼される認証基準の策定と、ステークホルダー(利害関係者)の参加を通じ、持続可能なパーム油の生産と利用を促進することを目的としている。
高品質な原料を使い、合成香料や着色料などの添加物を加えずに「無香料・無着色」を実現したヤシノミシリーズ
毎日使いたい。「人と地球にやさしい」無香料・無着色のヤシノミシリーズ
1971年に「手肌と地球にやさしい」をコンセプトに誕生したヤシノミ洗剤。手肌へのやさしさと高い生分解性をもつヤシの実由来の洗浄成分がユーザーから高い信頼感を集め、洗たく洗剤と柔軟剤とあわせてヤシノミシリーズとして、愛され続けています。


ファッションも日用品もたくさんの選択肢があふれる今、「自分軸でもの選びができると、本来の魅力が輝く」と教えてくれた高橋さん。創業以来68年、人と地球にとってのやさしさとは何か?を追求し、本質的な価値のある商品を生み出してきたサラヤのものづくりへの姿勢と重なる話をたくさん聞くことができました。
「本当に好きなものや必要なものは何か」。自身との対話が、自分らしいもの選びの最初の一歩になるはずです。
撮影/清永洋 取材・文/川端美穂(きいろ舎)
Sponsored by SARAYA